『100分de名著』 「万葉集 第4回 独りを見つめる」
2014年4月23日 23:00~23:25 NHK Eテレ(教育) (本放送)
2014年4月30日 05:30~05:55 NHK Eテレ(教育) (再放送)
2014年4月30日 12:25~12:50 NHK Eテレ(教育) (再放送)
��※放送時間は変更される場合があります)
佐佐木幸綱(ゲスト講師=歌人・早稲田大学名誉教授)
伊集院光 、武内陶子(司会 )/檀ふみ (朗読)/徳山靖彦(語り)
『春の野に霞たなびきうらがなしこの夕かげにうぐひす鳴くも』
大伴家持(おおともの・やかもち 718頃~785年)
古代の人々の心を映し出す、『万葉集』。
その最後を飾るのが、歌人・大伴家持です。
大伴家持は、鬱々とした気持ちを歌に表現しました。
伊集院光 「僕はこれを詠まなきゃ救われないという事の」
佐佐木幸綱 「他の人と共有できない感覚、或いは気分っていうかな」
『万葉集』 最終回。「独りの世界」 を見つめて行きます。
武内陶子 「さあ、『万葉集』 最終回でございます」
伊集院光 「楽しみですね。何かその、『万葉集』 の中でも、
初期の歌と新しい方の歌で、その歌の役割って
いうのかな。はやりが進化したり変化したりしてね。
そんな事も分かって面白いですね」
武内陶子 「今回も指南役は、佐佐木幸綱さんでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
先生、今回見ていきますのは最後、第4期でございます。
この時代はどういう時代になりますか?
佐佐木幸綱 「第2期。ここが、律令制度の出来ていく、
上り坂の時代ですよね。都が出来てピークになった。
だんだんだんだん今度ね、下り坂になってくんですよね。
経済制度がうまくいかなかった。あるいは、
天然痘が流行し、農作物の不作の年が出た。
そういう事で、だんだんだんだん、
下り坂になって行くんですね。上り坂の時はね、
みんな共同のものを信じる事が出来た訳ですけどね。
だんだん下り坂になると個々がバラバラになってってね、
人には分かってもらえない思いが出てくる。
それを、代表的な歌人として、大伴家持。
『独りを見つめる』 というタイトルをつけてみました」
どこかでよ~~~く聞いた時代のような気がします。
バブル絶頂期が 1989年なので、よく憶えています。
子どもの頃、友達がお年玉で 40万円とか 50万円とか聞いた記憶が。
親戚貧乏でよかったです(笑)
バブル期に調子に乗って、その後、破産する人も多かった事でしょう。
高度経済成長が終わると、
みんな考える事がバラバラになってしまうのは当然なのかも知れません。
苦しいときこそ、家族が一致団結してほしいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma
『100分de名著』 NHK Eテレ(教育)
毎週水曜 23:00~23:25(本放送)
翌週水曜 05:30~05:55/12:25~12:50(再放送)