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『地球ドラマチック』 NHK Eテレ(教育)
土曜 19:00~19:45 放送
月曜 00:00~00:45 再放送
「増殖中!ケムシ 森を食べつくす!
驚異の生態」
2014年10月4日(土)
19:00~19:45 放送
【再放送】
2014年10月13日(月・祝)
00:00~00:45 再放送
渡辺徹(語り) ほか出演
暗がりの中でうごめく奇妙な生き物。あるケムシの集団。地中に潜ったケムシの大群がサナギとなり、蛾となって飛び立つ。
マツノギョウレツケムシ。猛烈な勢いで増殖中の森の侵略者。ヨーロッパに生息するマツノギョウレツケムシは何千年もかけて、南から北へと生息域を広げて来た。
マツノギョウレツケムシ(マツノギョウレツケムシガの幼虫) 春ケムシの大群が出発。2度と元の巣に戻る事はない。
ケムシが巣を作るのは松の木。松の葉を食い荒らし、一帯の森を丸裸にする。マツノギョウレツケムシは今、ヨーロッパの森を凄まじい勢いで食べ尽くしています。
特にフランス南西部の地方は、ケムシによる被害が深刻です(ランド地方)。立ち枯れたような木ばかりの森。
山火事の跡ではありません。ケムシの大群が葉を食べ尽くしてしまったのです。
マツノギョウレツケムシは、この 100年間で生息域を大きく広げました。森林の被害は深刻さを増す一方です。
――フランスでは被害を食い止めるためにケムシの生態調査に乗り出しました。
★地球温暖化の影響で生存確率が増えたから増えたのでしょうか? 森が消えると食物連鎖の根底から覆るので、砂漠化しないかどうかが心配です。
そこに大雨でも降ろうものなら洪水、山津波でしょう。うーん、世界中どこも安全な場所が無くなりつつありますね。
ヨーロッパの森林管理はよく知りませんが、人間がたくさん松の木を植えていたのなら、悪者はケムシでなく、ニンゲン様の自己責任という事になります。
番組を見てると、ヒッチハイクの鳥ならず虫を連想してしまう。人間を襲う感じにするとホラー映画が1本撮れますねぇ(汗)
日本の森林のように、やはり同じ種類の木を偏って植えると、こういった被害が出ますね。色々な種類の木をバランスよく配置しないと、ある種の虫が大繁殖すると
それを食糧とする木は全てやられる事になります。こうしてみると、やはり地球はよく出来ています。人間の考えの、常に 「上」 を行っています。
もっと、母なる地球から賢く学ばなければなりません。
東間 陽一 Yoichi Azuma