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『100分de名著』
「万葉集 第3回 個性の開花」
2014年4月16日 23:00~23:25 NHK Eテレ(教育) (本放送)
2014年4月23日 05:30~05:55 NHK Eテレ(教育) (再放送)
2014年4月23日 12:25~12:50 NHK Eテレ(教育) (再放送)
��※放送時間は変更される場合があります)
佐佐木幸綱(ゲスト講師=歌人・早稲田大学名誉教授)
伊集院光 、武内陶子(司会 )/檀ふみ (朗読)/徳山靖彦(語り)
『田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける』
山部赤人 (やまべの・あかひと 生年不詳~736年?)
現存する日本最古の歌集、『万葉集』。
多くの人々が集まり、にぎわいを見せた平城京――――
都の生活は多様な価値観を生み出します。
その中から、才能あふれる歌人が登場しました。
佐佐木幸綱
「言ってない青空がバッと出てくるのが、
この歌の人気のあるところだと思うんですね」
武内陶子 「ほんとだ、言われてみれば」
伊集院光 「なるほど」
『万葉集』 に花開いた、色とりどりの個性を見ていきます。
武内陶子 「さあ、今回も更なる 『万葉集』 の世界へと
足を踏み入れたいと思います。
今日の指南役の先生も、
歌人の佐佐木幸綱先生でございます。
よろしくお願いいたします。
さて、今回は第3期。
『万葉集』 の時代を4つに分けて今考えていますが、
3期です。この3期というのはどういう時代ですか?」
佐佐木幸綱
「3期というのは、710年から 733年まで、
大体 20年間を言っています。
平城京奈良の都ができるんですね。それで、大きな
都市社会が成立して経済もここに集中してくると」
・平城京の建設 → 都市社会の成立
・日本書紀古事記が成立
いわゆる首都を形成させることによって、
都市国家乱立時代から中央政権時代に
個性を持つ人が現れたようです。
今日のヒーローは、山部赤人。
実在の人物たちがたくさん残した歌が集まった、
貴重な 『万葉集』 ですねぇ。
インターネットは普及しましたが、
後世に残るような傑作の誕生はまだまだのようです。
インターネットの成立で、逆に、情報が氾濫し、
間違った情報でもあたかも真実のように捉えられてしまう時代。
あえてネットの情報を絞り込み、
正しい情報か間違った情報なのかを選別できる能力を
現代人は身につけなければならないような気がします。
東間 陽一 Yoichi Azuma
『100分de名著』 NHK Eテレ(教育)
毎週水曜 23:00~23:25(本放送)
翌週水曜 05:30~05:55/12:25~12:50(再放送)