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サイエンスZERO 神秘の物質ホルモン(2) ネタバレ感想レビュー

本文には番組の内容が含まれます。ネタバレNGの方はご注意ください ↓

『サイエンスZERO』
Eテレ 毎週日曜 23:30~00:00 / 翌週土曜 12:30~13:00
��※都合により放送予定が変わることがあります )

「No.468 心と体を支配する! 神秘の物質ホルモン(2) ~オキシトシン~」
2014年6月15日 (日) 放送

南沢奈央、竹内薫(ナビゲーター)
江崎史恵 、中村慶子(キャスター)/土田大(語り)
菊水健史 (麻布大学獣医学部 教授)(ゲスト)

今日のサイエンスZERO。その始まりは、ある感動的な現場から――――
人生の一大イベント、出産です。
助産師  「おめでとう」
妊婦さん 「もう、何かいとおしいですね」

母親がわが子に感じるいとおしさ、母性愛。まさに親子の絆ですね。
でも、こんな人と人との絆が、実は、
ある化学物質によって操られているって知ってました?
その物質とは脳の中にある、細胞が長い突起の先から出すホルモンの一種。

その名も、オキシトシン。今日の主役です。
このオキシトシンが脳に作用し、私たちの人間関係にすんごい影響を
与えていることが、最新研究から分かってきたんです。例えば……

女性   「昨日、また遅く帰ってきたでしょ。心配で眠れないのよ!」
ケンカしているカップルでも事前にオキシトシンを吸っておくと……
女性   「分かったわ。おたがい譲り合わないとね」
あれあれ? たちまち仲直り。

更にこのオキシトシン。なんと、浮気防止の薬にもなっちゃっう?!
あなたの意思だと思っていた、あの人への愛情や信頼まで、
実はホルモン次第だったなんて! 一体オキシトシンって何なの?!


★ホルモンを吸うだけで彼女と仲直り、浮気防止にもなるという、
まさに、ドラえもんの世界です。
しかし、ケンカばかりするから、ホルモン剤オキシトシンを吸って
仲直りしていくのには抵抗があります。

人は家畜ではないので、ケンカ妥協して前に進んでいくのも大事なこと。

人の脳が家畜化されていくことは非常に危険なことです。
ナチス・ドイツのヒトラーのような悪の独裁者に利用されかねません。
たとえば、講堂のような場所にホルモン剤をあらかじめ散布して、
演説をして信用させるような類(たぐい) のことです。

やはり自分の目でみて、自分の脳で考えて判断しなければなりません。
が、残念なことですが、人間の脳の研究はやめることはしないでしょう。
もっとポジティブな方向に研究が進むとよいのですが。
東間 陽一 Yoichi Azuma