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100分de名著 旧約聖書 第4回 沈黙は破られるのか 感想

本文には番組の内容が含まれます。ネタバレNGの方はご注意ください ↓

『100分de名著』  NHK Eテレ(教育)
毎週水曜 23:00~23:25
翌週水曜 05:30~05:55/12:25~12:50 

旧約聖書  「第4回 沈黙は破られるのか」

2014年5月28日(水) 23:00~23:25 (本放送)
2014年6月4日(水)  05:30~05:55 (再放送)
2014年6月4日(水)  12:25~12:50 (再放送)
��※放送時間は変更される場合があります)

伊集院光 、武内陶子(NHKアナウンサー)(司会 )
松重豊 (朗読)
加藤隆(千葉大学文学部教授)(ゲスト講師)
姜尚中(聖学院大学学長)(特別ゲスト)

『滅びよ わたしが生まれた日
 男の子がはらまれたと言ったその夜」

さまざまな文学や哲学に影響を与えてきた、
『旧約聖書』 の問題作、「ヨブ記」――――

神を信じて生きるヨブに、次々と襲いかかる過酷な試練。
そこには、長い苦難の歴史をたどったユダヤ民族の姿が重なる。
ヨブの神への問いかけは、
現代を生きる我々にもメッセージを投げかけます。

ユダヤ民族の、終わりなき神への問いかけの記録。
そこに秘められた 『真実』 に迫ります。

武内陶子 「 『100分de名著』 司会の武内陶子です」
伊集院光 「伊集院光です。さあ、3回にわたって
      ユダヤ民族の歴史を見てきましたけれども、この後、
      これまでにない激動の時代がやって来るんだそうです」

加藤隆  「そうですね。このあとも大きな、
      そして、意味のある変化が生じます」

武内陶子 「今回はもうひとかた、ゲストにお越し頂きました。
      聖学院大学学長・姜尚中さんです。
      ようこそおこし下さいました。NHKでは鉄板です(笑)」
姜尚中  「よろしくお願いします」

武内陶子 「昨年は漱石の 『こころ』 の講師としておいで頂きました」
姜尚中  「一年ぶりでしょうかね」
武内陶子 「ちょうど一年ぶりぐらいです」

★待ちにまった真打ち、姜尚中さんで盛り上がります(笑)
信仰すればラッキーなことばかり起きてウキウキハッピーと
思われがちですが、果たしてそれが、本当の生きる道でしょうか?

成功した人の話を聞くと、騙されたとかトラブル続きを克服して、
大きな成功を得た人の話が多いような気がします。

失礼な話ではありますが、
自分が神様の立場から人間をみつめて好きにできるとしたら、
ラッキーなことばかり与えて幸せにするでしょうか?
また、こういう話もあります。

肥料をどっさりあげた木は密度が緩く、
病気抵抗にも弱い木ができるそうです。
逆に、肥料を最低限にして厳しく育てた木は、
密度がしっかりして強い木になるそうです。

信仰を持つ人間に対しても、そうではないでしょうか。
幸運なこと、肥料ばかりたくさん与えた人間は堕落してだめになる。
死なない程度の、困難なハードルを与えられて、
それを超えたのならば、その人間は大きく成長します。

ユダヤ民族は今日に至るので、苛まれつづけて
苦難の歴史がつづいていますが、逆にいえば、
それだけ神様から愛されている証でもあります。

神社でお祓いを受けてトラブルばかりであれば、
受けとめ方次第では、とても良いことかもしれません。
神様から与えられた宿題をのりこえたいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma