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ミュージック・ポートレイト 六角精児×壇蜜 第2夜 遅咲きの2人 感想

『ミュージック・ポートレイト』
 NHK Eテレ(教育)
 毎週木曜23:00-23:44 放送
 翌週木曜00:00-00:45 再放送

【番組内容】
2014年6月19日放送
「六角精児×壇蜜 第2夜」


――壇蜜 第一夜の5曲。壇蜜さんの人生には、小学校時代、ひとりぼっちだった事のトラウマが濃い影を落としていました。
壇蜜「いわゆる負け犬根性っていうのは抜けないですね」
壇蜜「タブーとされている世界というのに不謹慎ながらも興味めいたものがあったんでしょうね」

『オリーブの首飾り』――自分の居場所をさがし続ける、苦しい日々。「死」というものに、強く引きつけられます。人生の光と影に、向き合いながら自分の道を見出そうと悩んでいた。

――六角精児さん(51歳)、その独特の存在感。そして、見る者をして強い印象を与える演技。40歳を過ぎてから頭角を現し、今やテレビや映画にひっぱりだこ。実は、自らバンドを結成CDを出すほどの音楽好きでもある。

六角精児「一時、パチンコ台になりたいと思っていた事があったぐらいですからね」
――六角精児、第一夜の5曲。「よい大学からよい会社へ」。そんな社会のレールから大きく外れ、自堕落な青春を過ごします。そして出会った、芝居の道。その険しさに打ちのめされます。私生活でも失敗の連続、どん底を味わいます。

【感想】
壇蜜さんは、葬儀屋さんにいたことがあるから、どこか心痛な雰囲気がでているのかもしれません。いい大学を出て、いい会社に入る。教育ママにとっては理想の道かもしれませんが、公務員以外はそうでもないと思います。

定年まで会社が存在するかどうか分かりませんし、50歳を過ぎて、会社から追い出されることもあります。子どもには何か1つでもいいので、のめり込んで打ち込むことを見つけてあげることが大事ではないでしょうか。

心理学者、河合隼雄(1928―2007年)先生の受け売りですが、短所を直すのは大人でもかなり難しいことなので、短所を直すのに時間を割くよりは、長所を最大限伸ばすのが良いことだと思います。六角精児さん、壇蜜さん。2人とも遅咲き。

早く結果を求めがちですが、人生遠回りも悪くないものです。芸術家でも早々に成熟する人がいますが、晩年鳴かず飛ばすになって寂しく死んでいく作家もいます。医学の発展で長生きできるようになったわけですから、遠回り、遅咲きしても許される時代になってほしいもの。人生に無駄なし!!

東間陽一 Yoichi Azuma
sieg2039

2014.08.16 公開
2015.06.01 移転
2023.09.21 更新

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