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Eテレセレクション シリーズ巨匠たちのアトリエ 画業に老いなし 感想

Eテレセレクション・アーカイブス
「シリーズ巨匠たちのアトリエ
『画業に老いなし』」

NHK Eテレ
(1999年 初回放送)
2014年9月14日(日)
00:15~01:16 アンコール放送

【出演】
奥村土牛、中川一政、梅原龍三郎
福沢一郎、森田茂、小倉遊亀
(長寿の画家たち)

山根基世(アナウンサー)

(※「NHK特集
 百歳の富士・奥村土牛」
 の映像が一部使用)


中川 一政
「もう少し仕事しないとだめよ。ええ、だから倒れない、そういう人間になりたいね」

――奥村土牛、作品に向かう鋭い目。味わい深い言葉、梅原龍三郎。テレビは、芸術家たちの知られざる姿に迫って来ました。

福沢一郎、画家・彫刻家・工芸家。NHKには様々な巨匠たちの姿が残っています。森田茂、小倉遊亀…

これはそうした記録を綴りあわせて見えてくる、芸術家からのメッセージです。

NHK
「今も現役でいらっしゃいますよね?」

――小倉遊亀 この時、102歳。

小倉 遊亀
「現役とならないと思っています」

NHK
「どうしてでしょう?」

小倉 遊亀
「まだまだ若造ですから」

――真鶴町立中川一政美術館。

山根 基世
「神奈川県の真鶴にあります、中川一政美術館です。中川一政は 97歳で亡くなるまで、この真鶴にアトリエを構えて制作を続けていました。

巨匠たちのアトリエ1回目の今日は、長寿の画家たちをご紹介します。これは、箱根 駒ヶ岳を描いたものです。

中川一政はこの山に 20年以上通い続け、描き続けました。NHKには駒ヶ岳を描く 88歳と 92歳の記録が残されています」

【感想】
敬老の日にちなんで放送された、ETV 40周年番組(1999年放送)の、第1回のアンコール放送でした^^

102歳で若造と言われたら、僕の立場はありません(笑) パソコンばかりしているせいか、まだまだ根気が足りないですねぇ。

人は何歳で死ぬか分からないから生きて行けるのであって、何歳に死ぬと分かったら、人類いなくなる様な気が…

芸術家すべてが長生きする訳ではなく、短命の人もいる。病死は天寿全うですが、己の人生、自ら幕を引くのは良くありません。

同じ死ぬでも全然違います。まだまだスタート切って1合目位にしか感じない。やらねばならぬ事は無限大にある気もする。

全て投げだして楽になりたい気持ちも、一方で有る。でも、美術館の美しい美術品をみると、強い創作欲がかき立てられる。

俺もこんな凄いものが創りたいと。制作意欲が湧いていたら長生き出来そう。再起不能な無理はいけませんが。

――死の床に臥せるまで、前のめりに倒れたい。長寿画家先生たちの姿をみて、そう思いました。
東間 陽一 Yoichi Azuma