『100分de名著』
NHK Eテレ(教育)
毎週水曜
22:00~22:25 放送
翌週水曜
06:00~06:25 再放送
12:00~12:25 再放送
太宰治作品をを新しい視点から捉えなおすと、時代に対する痛烈な批判、既存の価値観にとらわれない新しい生き方など、さまざまな顔がみえてきます。高橋源一郎さんと、又吉直樹さんのお話、そして伊集院光さんの鋭いつっこみをみていくと、太宰治作品の豊かさ、スケールの大きさがみえてきますよ。— 100分de名著 (@nhk_meicho) 2015年9月22日
太宰治 『斜陽』
「第4回
『太宰治』 の中には
すべてが入っている」
2015年09月23日(水)
22:00~22:25 初回放送
2015年09月30日(水)
06:00~06:25 再放送
2015年09月30日(水)
12:00~12:25 再放送
2015年09月30日(水)
22:00~22:25 再放送
2015年10月07日(水)
06:00~06:25 再放送
2015年10月07日(水)
12:00~12:25 再放送
(※放送時間 変更有)
私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代わりの友を救う為に走るのだ。王の奸佞邪智を打ち破るために走るのだ。走らなければならぬ。さうして、私は殺される。(太宰治『走れメロス』)#100meicho— 「100分de名著」テキスト編集部 (@100min_Meicho) 2014年9月1日
【出演】
【司会】
伊集院光
武内陶子
(NHKアナウンサー)
【ゲスト講師】
高橋源一郎
(作家、明治学院大学教授)
【スペシャルゲスト】
又吉直樹(お笑いタレント)
小説 『火花』 で
第153回 芥川賞受賞
【朗読】
伊勢佳世 (俳優)
【ナレーション】
加藤有生子
【テーマ音楽】
椎名邦仁
――『斜陽』 の作者・太宰治は多くの作家が沈黙した戦時中も、多彩な作品を発表し続けました。
戦争の時代に書かれたとは思えないユーモアに溢れた作品。まるでコントのようでいて、なぜか心に残る物語。
又吉 直樹
「笑えるけどハッともするし
何だこれはっていう」
――『斜陽』 第4回
又吉直樹さんとともに
太宰文学の魅力を語りあいます。
武内 陶子
「100分de名著
司会の武内陶子です」
伊集院 光
「伊集院光です」
武内 陶子
「さあ、太宰治の斜陽、読んでおります。前回のだめんずも面白かったですが、とうとう最終回に来てしまいました」
伊集院 光
「なっちゃいましたね」
武内 陶子
「講師の先生は、作家の高橋源一郎さんです。どうぞよろしくお願い致します。そして今回は、もう一方。
太宰治をこよなく愛するスペシャルゲストをお招き致しました。又吉直樹さんです、どうぞ。ようこそお越し下さいました」
伊集院 光
「おめでとうございます」
高橋 源一郎
「とりあえずそれを言わないと」
又吉 直樹
「ありがとうございます」
若い時から名誉を守れ。さらば、ふるさと。若いメロスはつらかった。(太宰治『走れメロス』)#100meicho— 「100分de名著」テキスト編集部 (@100min_Meicho) 2013年7月15日
【感想】
又吉直樹さんは太宰治を超える事ができるのでしょうか。生きている人なら誰にでもチャンス
はあります。誰かを目標にしてそれを追い越す事ができるのは、生きている人のみに許された
特権ですからねぇ。太宰治がもし自殺せず、文学の道をさらに歩いていたら、晩年作品はどう
進化し発展していったのか、気になる所です。けっこう自暴自棄なところがありますから、病死
していたのかもしれない。作品が悲劇的であればあるほど、作者にも投影されてしまうのか?
小説家はあまり、長生きできません。成功できれば富と名声を得る事ができますが、それほど
楽な職業ではないようです。今の所、稼いだお金で慈善事業をやりだした作家はあまり聞いた
事がありません。全財産とはいかなくとも、幾許かを寄付に回すとどうなるのか。僕自身、試す
つもりでいます。というのも昔、清水次郎長は顔に 「死相がでている」 と占い師からいわれて
財産の処分をすすめ、死の準備を本当にしたらしいのですが…なかなか死なない。占い師に
クレームをつけに行くと業が晴れたから、寿命が延びたんだというエピソードを聞いた事があり
ます。現世で富と名声を得ても、閻魔大王の眼はごまかしがきかないと思っています。ドロドロ
魑魅魍魎とした生き方より、清々しいまでの生きざまで暮らしていきたいものです。だから余り
好きとはいえない太宰治は
反面教師として
暗い文学には
ふれたいものです。
東間 陽一 Yoichi Azuma
【「太宰治」の中にはすべてが入っている】又吉直樹さんを交え「斜陽」だけでなく「女生徒」などの太宰作品を挙げながら太宰治が今も人々をひきつける理由や太宰作品を現代に読む意味を考える。<<100分de名著>>第4回 http://t.co/ZcQQj8ewEf #NHKオンデマンド— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) 2015年9月24日
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