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100分de名著 ファーブル昆虫記 第3回 ネタバレ感想レビュー

本文には番組の内容が含まれます。ネタバレNGの方はご注意ください ↓

『100分de名著』  NHK Eテレ(教育)
毎週水曜 23:00~23:25
翌週水曜 05:30~05:55/12:25~12:50 

ファーブル昆虫記  「第3回 本能の謎を解き明かす」

2014年7月16日(水) 23:00~23:25 (本放送)
2014年7月23日(水) 05:30~05:55 (再放送)
2014年7月23日(水) 12:25~12:50 (再放送)
↑ 高校野球中継のため一部地域で休止
��※放送時間は変更される場合があります)

伊集院光 、武内陶子(NHKアナウンサー) (司会)
斎藤英津子(語り)/池水通洋(声の出演)
奥本大三郎(フランス文学者・作家) (ゲスト講師)

虫の世界を生き生き描いた 『ファーブル昆虫記』。
その副題には、昆虫の生態と本能の研究にあります。
ジャン・アンリ・ファーブル(1823~1915年) は、虫がもつ
神秘的な能力・本能におどろき、昆虫研究のメインテーマとしました。

虫の観察と実験を何度もくりかえし、やがて、
本能のすごさと限界を知るようになります。
『ファーブル昆虫記』 第3回。
精巧な仕組みをもつ、本能の謎を解きあかします。

武内陶子  「『100分de名著』 司会の武内陶子です」
伊集院光  「伊集院光です」
武内陶子  「さあ、今月は、『ファーブル昆虫記』 を
        読んでおりますけれども、なにか、私たちが思っていた
        『ファーブル昆虫記』 とはちょっと違う」

伊集院光  「僕らが思い込んでたのは、昆虫についてのみ、
        図鑑の説明文のように書いてあったような記憶をした。
        全然そうじゃなくて、とてもこう、文章も素敵で」

武内陶子  「ということで、今回の第3回は、
        昆虫記を読みながら生物の本能に迫っていきたいと思います。
        指南役は、フランス文学者・埼玉大学名誉教授、
        奥本大三郎さんです。どうぞよろしくお願いいたします。
        今日は、本能というのがテーマ」

奥本大三郎 「昆虫は、とくに本能に支配されてる生き物だという風に
        ファーブルは考えたので、昆虫記のそのあとに、
        昆虫の生態と本能の研究という副題がついてるんですね」

★岩明均先生の漫画、『寄生獣』 (きせいじゅう)
��講談社/アフタヌーンKC(全10巻)/全8巻(アフタヌーンKCDX))
のセリフで、「蜘蛛も習いもしないのに、蜘蛛の巣を張ることができる」
とありましたが、たしかに、不思議です。

小さな身体で、本能でりっぱな蜘蛛の巣をつくることが出来るのは凄いことです。
最初に地上に進出したのは昆虫という話ですから、
ほ乳類からしたら、偉大な先輩です。
地球の土も、すべて、ミミズがつくったという話です。スゴイ!!

『ファーブル昆虫記』 が詩的要素があると聞いたのは番組で初めて知りました。
ただの観察記録で詩的要素がなければ、2~3年で、
『ファーブル昆虫記』 は消えていたのではないでしょうか?
100年以上読まれる名著をつくるにはやはり、プラスアルファが必要な気がする。

昆虫はいままで生き抜いてきた知恵がありますが、
普段と違うことがあると対応しきれないようです。
本能が変化するまでは長い時間が必要な気がします。
東間 陽一 Yoichi Azuma