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アニメーションは七色の夢を見る 宮崎吾朗と米林宏昌 番組の感想

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『アニメーションは七色の夢を見る
 宮崎吾朗と米林宏昌』

NHK 総合
2014年8月8日(金)
22:00~23:13 放送
宮崎吾朗、米林宏昌/石田ゆり子(語り) 出演

新しいアニメーションと格闘している人たちがいました。――――なにが違和感なんですか?

米林宏昌
「間違っちゃいないんだろうけど、何だろうな」

マーニー
「アンナお願い、!許してくれるって言って!」
アンナ
「もちろんよ! 許してあげる!」

スタジオジブリの新作映画 『思い出のマーニー』。その監督を務める米林宏昌(41) 通称マロさん。1つの効果音を巡って試行錯誤を続けていた。

そして、もう1人。

米林宏昌
「不安な方に持って行くよりこっちの方なんだろうな」
宮崎吾朗
「1番怖い存在だから迫力がほしい訳ですよ」
(アニメ)
「もうじき山賊暮らしともおさらばになる」

宮崎吾朗、初めてのテレビアニメーションに挑戦中です。この秋はじまる、『山賊の娘ローニャ』 (NHK BSプレミアム)。

不思議の森を舞台にした少女の成長物語です。

宮崎吾朗
「ここはもっと影っぽいといいんだけどね」
宮崎吾朗
「さあ、ここが踏んばり時だぞ」

放送開始まであと2か月。しかし、制作は遅れています。2人は共に、「スタジオジブリ」 で監督を務めたライバル同士。

1人の巨大な才能に導かれ、この世界に飛び込みました。

宮崎駿
「長編アニメーションは無理だっていう判断をしたんです」

★『山賊の娘ローニャ』 は NHKで宣伝してたので楽しみにしています。しかし、びっくりしたのは何といっても、キャラクターが CGだった事。

ま~テレビアニメーションはとにかく予算が限られているので仕方ないのですが、動きを与えて命を吹き込むのは至難の技。

ディズニーは初期の作品はほとんどロトスコープが使われています。ロトスコープなしで頭で考え動きを決めるには相当なスキルが要求されます。

実写に近い動きであっても面白くなければ、アニメーションとは呼べません。そのうえ納期もあれば、限られた予算の中で完成しなければなりません。

「スタジオジブリ」 とりあえず最後となってしまった 『思い出のマーニー』 ですが、来年もつくってほしいものです。

時間が経てばスタッフはすべて散り散りになってしまうからです。スタッフの維持に年間 20億円かかると聞いたことがあります。

大ヒットを連発する必要がありますが、どうも無理だったようです。日本のトップ、「スタジオジブリ」 が無くなってしまうのは

日本にとって大きな損失ですが、時代の波は容赦なくきているような気がします。がんばれ、スタジオジブリ。
東間 陽一 Yoichi Azuma