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『サイエンスZERO』
NHK Eテレ
毎週日曜 23:30~00:00
翌週土曜 12:30~13:00
(※都合で放送予定の変更有)
「No.478
軟骨で聴く!超音波も聞こえる!?
新しい聴覚が広げる音の可能性」
2014年9月14日(日) 放送
2014年9月20日(土) 再放送
南沢奈央、竹内薫(司会)
江崎史恵(キャスター)
細井裕司
(奈良県立医科大学学長)(ゲスト)
土田大(語り) 出演
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
(1770―1827年)
作曲家 「楽聖」
30歳の頃、聴覚を失いました。指揮棒を咥えピアノに押しつけ、伝わってくる音を頼りに作曲したと言われています。
振動を受け止めるのは
頭がい骨。
南沢奈央
「怖い。ホラーだ」
第2の聴覚、骨伝導です。骨伝導の存在は、450年以上前から知られていました。そして最近、第3の聴覚、「軟骨伝導」 が注目されています。
軟骨に装置を当て
小さいマイクを近づけると
(電子音)
研究者
「耳の穴の中に音を作っている訳です」
携帯電話に応用すれば、これまで使えなかった場面でもよく聞こえるようになるって言うんです。更に、イルカ達が持っている、超音波を聞く能力。
私達にも同じ能力が秘められている事も分かって来ました。
研究者
「聞こえる?」
少年
「はい」
新しい聴覚が、広げる音の
更なる可能性に迫ります――
南沢奈央
「骨伝導って、自分が聞こえてる声と、自分の声が録音された声、違って聞こえているっていうアレですよね」
竹内薫
「そうですね。普段聞いている音は、空気の振動ですよね? 空気の振動が伝わって聞こえる」
★WHO(世界保健機関 World Health Organization) が最近、大音量で音を聞き続けると難聴になって回復しないと警告しているニュースを聞いた。
耳は大事にと、若い時と比べてボリュームは落としてる積りですが、映画館などはどうしても大音量ですねぇ。
音の大きい所に勤務、通ったりしている人は耳が悪くなっているかも。歳をとったらある程度は仕方ないけど、30代 40代で補聴器にはなりたくないもの。
楽聖ベートーヴェンの死因は鉛中毒が有力説。鉛に汚染された経緯にも諸説あり。彼の毛髪から通常の 100倍近い鉛が検出され、近年注目を集めました。
しかし、聴力を失う事で、ベートーヴェンの才能に磨きがかかったとも言える。
年末にかかる 『交響曲第9番』 (第九)、ベートーヴェンの聴覚障害は、天からの賜り物だったのかも知れません。
悪い事でもプラスにして行く力が、僕にはまだまだ足りていないのかも知れない。良い補聴器が生まれる事を願う。
東間 陽一 Yoichi Azuma