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地球ドラマチック 古代ローマ 驚きの技術 巨大帝国発展の秘密 感想

ドキュメンタリー番組
『地球ドラマチック』
 NHK Eテレ(教育)
 土曜19:00-19:45放送
 月曜00:00-00:45再放送

「古代ローマ 驚きの技術
 ~巨大帝国発展の秘密~」
 (2014年 イギリス)
 NHKワンセグ2
 2015年9月12日(土)
 19:00-19:45再放送

【出演】
【語り】
 渡辺徹(俳優)

【番組内容】
――歴史上稀な巨大帝国、古代ローマ。卓越した技術で造られた円形闘技場では、暴力的なショーが行われていました。
考古学者ダリウス・アーヤ「流血のショーを見るため、2万5千人の観衆が集まりました」

――世界初の戦車はどのようにして生まれたのでしょうか?
「すごい威力のある兵器です」

――イギリスを横断するほど長い壁を、ローマ人はどうやって短期間で造ったのでしょうか?
スタジオ建築家アンディ・サイモンズ「ローマ人はその優れた英知によって偉業を成し遂げました」

――古代の文明には、現代人でも驚くような優れた技術が存在していました。その先進的な技術は今日にも受け継がれています。想像以上に優れた古代文明はどのようにして築き上げられたのでしょうか?

現代にも通じる古代文明の技術に迫ります。古代ローマは高度な技術を駆使することで巨大な帝国を築き上げました。水を数千キロに渡って運ぶ水道橋。

【感想】
塩野七海先生『ローマ人の物語』が好きで、よく電車に揺られながら愛読してました。我らが「STUDIO REGION VISION」はローマ帝国の政策を手本としています。即ち、どれくらい長く存続できるかを主眼としています。

短期的に勝利を収めてもすぐにダメになる会社があまりにも多過ぎるためです。国の運営と会社の運営は似たものです。会社のほうが単位的に少ないので、比較的コントロールは簡単です。

現代は(経済戦争はあるが)戦争をする必要がないので、会社運営にエネルギーを集中できると言えます。いい時代になったものです。今は家族単位で緩やかな状態ですが、基礎が弱ければ大きい建物を建てる事はできません。

九州または、日本を代表するような巨大な組織を目指しているので、1代で完成すると思っていないからです。古代ローマ人はイタリア半島を統一するのに何と、500年近くかかっています。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康からみたら「はぁ?」と思うか分かりませんが。水道、道路施設などのインフラ整備をしながらゆっくり成長したので500年なのでしょう。

ローマ帝国以降で軍事的な勝利を収めても、肝心要の統治がうまく行かないのはここにあります。一方的な支配では必ず破綻する。アメとムチを使い分けたからこそ、長く統治できたといえます。

千年後もコロッセオが立派に建っているのを見ると、偉大な先人たちの威厳を感じます。「ローマは一日にして成らず」「全ての道はローマに通ず」という格言もあるので、毎日コツコツ働きます。
東間陽一 Yoichi Azuma
sieg2039

2015.06.01 移転
2016.02.24 公開
2022.02.23 更新

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