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浦沢直樹の漫勉 漫画家の仕事場 シーズン1 藤田和日郎 線を彫りだす 感想


『浦沢直樹の漫勉』
 ドキュメンタリー番組
 NHK Eテレ(教育)
 金曜 23:00-23:44 放送

「藤田和日郎」
 2015年09月11日(金)
 23:00-23:44 放送
 2016年02月28日(日)
 01:35-02:19 再放送

 シーズン1/全4回
(2015年9月4日-9月25日)
【プレゼンター】
 浦沢直樹
【語り】
 平愛梨(シーズン0-3)
【出演】
 東村アキコ、藤田和日郎
 浅野いにお、さいとう・たかを


【番組内容】
浦沢直樹
「漫画っていうのはもの凄いスピードで読み飛ばし読みされて、そうやって読まれて行くものだと思うんですよ。

それでも頭の片隅にちょっとでも、あれだけ手が掛かったんだということをちょっとでも引っかかって貰えると所謂、漫画を読む楽しみも倍増するんじゃないかなって思う」

藤田和日郎
「漫画って一番重要なのは、時間潰しじゃないかなと思うんですよ。一瞬の暇潰しスナック菓子的なものにすごい時間かけて一生懸命つくって行くのが、漫画家だと思う」

――格闘する、全身漫画家。

藤田和日郎
「気になる…何だろ。中途半端は許されないわ、全力でやんないと。本当に漫画って難しい」

浦沢直樹
「この格闘を撮ってこその漫勉ですから」

藤田和日郎
「ああ~、そうですか」

――数多くのヒット作を生みだす漫画家、浦沢直樹さん。そんな浦沢さんが立ち上げた新たなプロジェクトがこの『漫勉』です。漫画家は小さなペン先から壮大なドラマを生み出します。

普段は立ち入ることが出来ないその仕事場を、密着撮影させて貰おうというのです。


【感想】
藤田和日郎先生と言えば『うしおととら』ですね。子どもの頃、コミック集めてました。

今の出版業界は大不況で、販売店である老舗の書店も閉店が相次いでいるので、最早壮絶な仁義なき戦いが始まろうとしているのを、ひしひしと感じます。

僕らの孫の世代は多分スマートフォンで漫画を読むのが普通になってて、重たいコミックを見せたら珍しがるかも知れません。

電子書籍はかさばらなくていいのですが、売ることは事実上不可能です。データを持っている会社が「電子書籍やめます」と言うと、全てゼロにされてしまいます。

…なので、未だに電子書籍に手を出すことに躊躇(ためら)いがあります。『漫勉』はだいたいアナログ作業の漫画家さんたちですが、未来は全てデジタルペンタブでしょう。

前は持ってたのですが、手がビリビリし出したので使うのをやめました。電磁波が出ているのでしょう。

マウスも使えるタイプでずーっと使ってたけど、それが良くありませんでした。最高級品はモニターに直接書き込めるタイプでしょうね。

高いので手を出しませんが。アナログに見えてバリバリのデジタル技術を使うのが理想です。この先何が待っているのか分かりませんが――

藤田和日郎先生がお元気そうで
とても嬉しい回でした。

東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039


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