インタビュー番組/トーク番組
『SWITCHインタビュー
達人達(たち)』
NHK Eテレ(教育) /60分
2013年4月6日-放送開始
毎週土曜22:00-23:00 放送
翌週土曜00:00-01:00 再放送
「長塚圭史×舟越桂」
2017年5月13日(土)
22:00-23:00 放送
2017年5月20日(土)
00:00-01:00 再放送
2017年11月18日(土)
00:00-01:00 アンコール
【出演】
長塚圭史
(劇作家・演出家・俳優)
舟越桂(彫刻家)
【語り】
吉田羊(女優)
六角精児(俳優・タレント)
【番組内容】
長塚圭史の演劇と舟越桂の彫刻。動と静、共同作業と個人作業など表現の形や方法に相違はあるが、「人間を描く」ことで深く響きあう2人。前半は長塚が舟越のアトリエを、後半は舟越が長塚の演出する舞台『王将』の稽古場を訪ね、人間の本質に迫り、世の中のあり方を問う創作を続ける思いと力の源を語り合う。なぜ父親と同じ職業に就いたのか? ロンドン暮らしは作品にどんな影響をもたらしたのか? など共通の体験をめぐるトークも。
――とある住宅街の一角。
役者「棋譜はどうでもよろしい! わては勝負がしたいのや。運転命令が出ました!」
――公演が間近に迫った舞台の稽古が行われている。
役者「何分ないしょのご祈祷でな」
――俳優たちの芝居に鋭い視線を向けているのが今回の達人…劇作家・演出家・俳優、長塚圭史(42)。
役者「女性の方ですね?」
女優「女ですよ、はいこれでも! そうも見えないかも知れませんけど」
――各界の第一線で活躍する演者が集まった異色の舞台。長塚は演出するだけでなく脚本も書き上げた。さらに出演も。
長塚圭史「かわいいと思うの、そまりだって私だから」
女優「はあ?」
長塚圭史「だってあんたそこそこイケてんのよ、つまり私ってことだけどね」
女優「はい」
長塚圭史「落ち込んでてもかわいいぞ」
――長塚は鏡を境にして、ヒロインと対になる役を演じた。
長塚圭史「そういうとこないって言ったら、むしろ感じ悪いんじゃない? きれいごと抜かしやがって。ヘドが出たわ!」
【感想】
舟越桂さんの彫刻は憧れです。熊本市現代美術館に来てたので、相方writermiyuと観に行ったものでした。木彫もしたいけど保管と移動するコストを考えると、どうしても手が出せません。チビなのでデカい彫刻作りたいけど。
やるとしたら頭部のみになりますが、モデル代の捻出がちょっと難しいですね。自画像やってもいいけど、自分の頭部の彫刻を買ってくれる人がいるかというと…いない^^;
道具一式揃えるのも厳しい状況なので一生懸命、一生芸術家を目指して、舟越先生の影でもいいので少しでも近づきたいです。寂しげで虚ろ、現代の病を見事に彫刻で表現するのは難しい。三沢厚彦さんの彫刻にも感動。
巨匠の名作でもこんな作品作るとプラン出して、それをパトロンが資金提供して作ってたのだから、アートと言えど経済には勝てません。ですが、ガラクタからアート作品にしてしまう人もいるので、工夫次第では何でもできます。
ここまで消耗してもやめ切れない、諦め切れないのは、極めて往生際が悪いせいでしょう。死の床につくまで表現して行きたい。
東間陽一 Yoichi Azuma
sieg2039
2015.06.01 移転
2017.09.28 公開
2022.02.02 更新
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