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SWITCHインタビュー達人達 中島美嘉×坂本眞一 感想

インタビュー番組/トーク番組
『SWITCHインタビュー
 達人達(たち)』
 NHK Eテレ(教育) /60分
 2013年4月6日-放送開始
 毎週土曜22:00-23:00 放送
 (最終週除く)
 翌週土曜00:00-01:00 再放送

「中島美嘉×坂本眞一」
 2017年5月06日(土)
 22:00-23:00 初回放送
 2017年5月13日(土)
 00:00-01:00 再放送

 2017年9月23日(土)
 22:00-23:00 アンコール
 2017年9月30日(土)
 00:00-01:00 アンコール

【出演】
 中島美嘉(歌手
 坂本眞一(漫画家)
【語り】
 吉田羊(女優)
 六角精児(俳優・タレント)

【番組内容】
――東京新宿から程近い、ある小さな商店街。ここに何とも奇抜なファッションのご婦人、その正体は…歌手・中島美嘉(34)。圧倒的な表現力と独特の存在感で幅広い世代に支持されている歌姫。

中島は去年(2016年)デビュー15周年を迎えた。これまでシングルは42枚、アルバムも20枚リリースしている。その総売上は1000万枚にも及ぶ。さらに、女優として映画やドラマで活躍。

主演を務めた映画『NANA』では日本アカデミー賞・優秀主演女優賞に輝くなど、その演技力も高く評価されている。

【感想】
『イノサンRouge』は絵のクオリティがとても高いので持ってます。やはりこだわって丁寧に作りこめば、読者はついて来るものですね。同作に登場する女性ファンからの支持もあつい型破りなヒロイン・マリーのモデルは、中島美嘉さんのような気もしてくる。

フランス革命では池田理代子先生の『ベルサイユのばら』で語りつくされた面がありますが…フランスでは余り教えないそうで、ベルばらを読んで、フランス革命を詳しく知るそうです。

ヘアスタイルは非常に現代的。そのままフランス革命ものをやっても売れないので、ある程度のフィクションは許されるような気がしますね。ジェンダーフリーを高らかに表現しているマリーには素晴らしいものがあります。

現代女性が言いたいことを高らかに代弁しているように、皆が魅かれています。マンガで歴史ものを描くとしたらやはり、古代ローマでしょう。今の国会議員で太平洋戦争を知らない人がいて、驚愕したものです。

歴史を学ぶと未来が見えてくる。
過去も大事にしたいものです。
東間陽一 Yoichi Azuma
sieg2039

【感想】
初回、再放送、2度のアンコール、全4回視聴しました。GW前に「ルーヴルNo.9」福岡展で坂本先生の作品を鑑賞後、以前から視聴してたお気に入り番組に『イノサンRouge(ルージュ)』坂本先生が出演されると知り、テンションUP!!

異なる分野で活躍する2人の達人が対談するのですが、今回は歌姫中島美嘉さんが漫画家の坂本眞一先生を指名して対談が実現。クロス×インタビュー形式という番組構成が素晴らしい面白くてタメになる、凝縮された1時間。

一流人の対談はとても興味深い内容で、あっという間に感じます。番組の前後半でゲストとインタビュアーが、SWITCH(切り替わる、交代)。仕事の極意を相互発見し語りあう、見応えあるドキュメンタリーインタビュー番組。

歌手と漫画家、共にアーティスト、表現者として、表現の根源というテーマで対談が展開。フランス革命が舞台、坂本先生の漫画『イノサン』の続編『イノサンRouge』(集英社グランドジャンプ連載中)。

ルイ16世妃マリー・アントワネット、処刑人マリー=ジョセフ・サンソン、2人のヒロイン、2人のマリーが登場します。中島美嘉さんは凛々しいマリー=ジョセフさながらの装いで登場。漫画からそのままマリーが抜け出てきたかの如き麗しさでした。

前半は中島さんが坂本先生の仕事場、後半は坂本先生が中島さんの音楽スタジオを訪問。中島さんの歌う曲はどれも素敵でアニメソングもあり、機動戦士ガンダムSEED、火の鳥が特に印象に残ってます。

中島さんがポップスに疎く、演歌を聴いて育ったのは意外でした。現在では貴婦人ドレスを描く坂本先生のデビュー作が真逆の、宇宙船でプロレスやる筋肉漫画だったことも(笑)

演歌で育った中島美嘉さんの透明感ある歌声、忙しい執筆の合間をぬって美術鑑賞の坂本眞一先生。ブレイクした2人の苦悩、苦難。古典から学んで作品に落とし込んで行く地道な努力に、とても共感しました。

痛みや悲しみを描く意味を模索表現する代弁者としての姿勢が、多くの人々に支持されているのですね。以前から御二方の美麗な世界観が好きな私としては、今後の活躍がますます楽しみに。有意義で素敵な対談でした。
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