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プロフェッショナル仕事の流儀 花火師 野村陽一 感想

ドキュメンタリー番組
『プロフェッショナル 仕事の流儀』
 NHK G(総合)
 木曜22:00-22:44放送

【番組内容】
 第24回
「一瞬の美にすべてを懸ける
 ~花火師・野村陽一」
 2006年8月31日(木)放送
 (本編43分)
プロフェッショナルとは…
「こだわってこだわってこだわり続けて、なお、結果が出るまで。技術という、原石みたいなものだと思うのですけども、それを磨き続ける人。」
【出演】
 野村陽一(花火師・野村花火工業代表)
【司会】
 茂木健一郎、住吉美紀
 【ナレーション】
 橋本さとし
【テーマ音楽】
 kokua

【感想】
夏の花である花火。2013年全国花火大会カレンダー、花火大会人気ランキング。花火のイベント、写真、イラスト、キャンプで楽しむ、家族と線香花火を楽しむ夏の想い出…見てると楽しくなりますね。夏の風物詩、夏祭りには欠かせない花火。なぜ、夏に行われるのでしょうか?

理由が気になるところです。暑い夏に夕涼み。みんなの夏休み、観光の一大イベント。迎え火、送り火、回り灯篭、精霊流しなどの先祖供養が由来。1732(享保17)年の大飢饉がきっかけで、翌年1733(享保18)年、8代将軍徳川吉宗が、疫病死者の慰霊と悪霊退散を祈願。 

「両国川開き」を始めたと伝えられています。そんな深い意味が込められていたのですね。先祖供養、鎮魂となると、花火に対する見方が変わってきそうです。夏の大花火が終わると、夏の終わりを感じます。少し寂しくなってしまいますよね…。美しくも儚(はかな)い花火に、人生を捧げた方を紹介します。

執念の花火師 野村陽一
『プロフェッショナル 仕事の流儀』、NHKオンデマンド動画視聴の感想です。野村陽一さんは花火師の仕事に打ち込むため、大好きなお酒もマージャン、人づきあい、家族との時間さえキッパリとやめたそうです。決意と覚悟が伝わってきます。

逆を言えば、そこまで没頭できる「何か」を見つけられた野村さんの輝きが、眩(まぶ)しくも感じます。花火師になるには資格や技術など、色々と大変そうですね。技術を競う、花火師の競技会というのもあるのだとか。
 
「闇夜のカラス」。これは、同業者たちから、野村陽一さんの花火への酷評でした。厳しい言葉です。その言葉を励みに、ピンチをチャンスに変える。10年、20年、30年…長い時間を経て、野村さんは遂に、完成された花火を創りあげるのです。
 
花火師としての高みに到達、心境の変化があった。儚(はかな)くも潔(いさぎよ)く大輪の華を咲かせ、消えていく5分間のドラマ、花火。それは、人生のドラマにも似ています。
writermiyu