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海外アニメ Happiness is:スヌーピーと幸せのブランケット 感想

海外アニメ

『Happiness is:

 スヌーピーと幸せのブランケット』

 NHK Eテレ(教育)

 2017年01月01日(日)

 09:10-09:55放送(45分間)

 2017年10月01日(日)

 16:10-16:56再放送

 2017年12月31日(日)

 07:05-07:51再放送


【原作】

 チャールズ・シュルツ

【製作】

 クレイグ・シュルツ

【脚本】

 ステファン・パスティス

【監督】

 アンディ・ベル、フランク・モリエリ

【出演】

【声優キャスト】

 成海璃子、くまいもとこ、永田亮子

 武田華、折笠富美子、梅田貴公美

 渋谷はるか


【番組内容】

いつも愛用の青い毛布を手放せずにいるライナス。そのことをおばあちゃんが心配していると知り、なんとライナスは「毛布を卒業しよう」と決心する。そして親友のチャーリー・ブラウンの手を借りたり、姉のルーシーに相談したりするが、なかなかうまくいかない。はたしてライナスは青い毛布への未練を断ち切ることが出来るのか?


【感想】

『クローズアップ現代』で大人もスヌーピーを見ているということだったので録画していました。ミッフィーのディック・ブルーナ氏と同じく、シンプルな絵柄と原色です。


理論物理学者アインシュタインの言う通り、「真実は美しく単純である」という代表例です。単純に見えてスヌーピーのお話を作るのは、かなり創造力が要りそうです。


いつか子どもにスヌーピーの絵本を読んであげたいものです。確かに深い考えが散りばめられています。思えば、アメリカの街並みを覗くのは簡単になっています。


Google ストリートビューでアメリカのほとんどは覗くことができます。そのまま絵にするのはまずいのですが、家のデザインの参考にはなります。


3DCGソフトを直したら、架空の街を作るとか、シムシティ的な仕事してみたくなってきました。あまり幸せな家庭で育っていないので、綺麗な家をみるとちょっと憧れます。


「隣の芝生は青く見える」と言いますが、とりあえずは小ぎれいにしておきたいものです。スヌーピーで出てくる家はアメリカン。古き時代の良きアメリカの家という感じです。


物に溢れている時代ですが、どこか心が満たされぬ時代。大量生産消費でこの世の春を謳歌した人類ですが、そのツケを21世紀で払わなくてはいけないような気がします。


物質的な豊かさはまあまあで満足し、精神的な豊かさを追求する、新しい心の時代がくると確信しています。


現代はSNSで人との繋がり如何程かを追求していますが、多くの友達に囲まれていてもどこか虚しさがある。リア友、金、物、異性…。心を満たすのは何になるのでしょうか?


スヌーピーのキャラクターたちに愛くるしさを覚えるのは、みんなどこか欠点を持っているからでしょう。


『SLAM DUNK』の井上雄彦先生もNHKインタビューの中で、「キャラクターを作るときは、完全な人間にはせずに必ず欠点を持たせるようにしています」と仰っていました。


いずれ人類の補助になるのか敵となるかわからない人工知能に欠点はできるか、ちょっと楽しみではあります。


先の見えない時代だからこそ、不安との付き合い方を考えさせられる放送でした。また機会があればスヌーピーを見たいものです。


東間陽一 Yoichi Azuma

sieg2039


2015.06.01 移転

‎2017‎.0‎6‎.‎12 公開

2023.05.02 更新


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